逗子葉山のピアノ&リトミック教室、音の葉です。こんにちは！
観よう観よう
と思っていながら、時間が経ってしまい、終映になったらどうしようと思っていた映画『フジコ・ヘミングの時間』。最終日ギリギリに観て来ました。
今から20年位前、NHKでフジコ・ヘミングのドキュメント番組をみた時に、ピアノはもちろんその人生に興味を持ったので、コンサートにも行きました。ところがその時の演奏（特にショパン）は、私達が習って来たものとはまったく違う解釈。あまりにもの違いに驚いて、１曲目が終わった時に一緒に言った友人と、思わず顔を見合わせてしまったことを覚えています。リストはあまり抵抗がなかったけれど、それでもこのピアノは
、どう捉えればいいの。その個性を受け入れることが出来ませんでした。当時は頭が固った？ それとも若かったのかしら(笑)。その後、リストと言えばフジコさんの演奏が流れることが多くなりましたね。
今回、映画の中ではフジコさんの日常やコンサートの映像と共に、リストやショパン、ドビュッシー等の演奏が流れましたが、私の耳も慣れたのか？ 大人になったのか？ 素直にそのピアノを受け入れるができました。いえいえ、むしろ感動しました
。そして、コンサートではわからなかった、ロシアの巨匠ピアニストのような肉厚の手。和音を弾くと、手の腹で他の音に触れてしまうんじゃないかと思うような大きな手
。この恵まれた手があるからこそ、あのリストがあるんだなあ～と感心しました。
夏の暑さを避けての映画鑑賞は、おすすめです。まだ上映中の劇場もあるようですので、ぜひご覧ください
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