逗子葉山のピアノ&リトミック教室、音の葉です。こんにちは！
年末がせまった先日、友人に誘われてフォルテピアノのコンサートに行ってきました。
場所は、池袋にある自由学園明日館。あの帝国ホテルを作ったフランク・ロイド・ライトが設計し、1921年に建設された貴重な建築物で、何と重要無形文化財！ 外観はもちろん、内部の窓枠や椅子１つ１つのデザインまでこだわった趣きある建物は、見学するだけでも充分価値があります。残念ながら夜のコンサートだったので外の写真が撮れませんでしたが、オフィスビルが立ち並ぶ池袋から徒歩５分の閑静な住宅地に、こんな場所があったとは、今までまったく知りませんでした。
フォルテピアノのコンサートは、初体験。生徒さんに”ピアノは、もともとフォルテピアノっていったのよ”などと話して画像を見せたりすることはありましたが、生で聴いたのは実は私も初めてでした。
今回の楽器は1820年にインスブルックで製造されたものだそうですが、その音色は、私が想像していたチェンバロの音色より、ずっとピアノに近い感じ。なんとペダルは５つもあっていろんな音色に切り替わります。
演奏したのは、ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第２位を獲得した川口成彦氏。NHKBSで特集も放映された最近注目の人で、チケットは早々に完売。ベートーヴェン「エリーゼのために」で始まったやさしい音色は味わいある建物とあいまって、年末の慌ただしさからちょっと離れた癒しの時間を過ごすことができました。
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